自分自身のことを知ったのは、確か小学生になった頃かな?
はっきり両親から聞かされました。
そして、これから嫌な思いをすることがあるかもしれないことも。
なんとなく、分かってはいまして。
自分の環境が他の子とは、ちょっと違うんだなと。
今のように韓国エンタメも、
サッカーを初めとするスポーツも、
海外旅行も全く身近ではなく、
キムチですら、スーパーに売っていなかった頃。
(私は田舎に住んでいましたので。当時、都会にはあったのかもですが。)
韓国料理も全くメジャーではありませんでした。
そんな時代、特にお正月に親族が集まる時は、
韓国語での挨拶に始まり、
会話は韓国語と日本語のミックス。
ハングル文字で書かれたお年玉袋でお年玉をいただいたり、
業務用の鉄板で、大量のチヂミを焼いたり、
もちろんキムチやナムルも作ったり。
お雑煮ではなく、トック(韓国のお餅料理)
を食べたり。
みんな、そんなお正月を過ごしているかと思っていたら、保育園で
『お雑煮食べた人、手上げて~』
とか聞かれて、お雑煮って何?って感じでした(笑)
そして、子供ながらにそんな集まりでいつも聞いていた大人達の会話。
帰化するか、しないか。
差別もまだ多くあり、
誰々の子供がまた就職できなかったとか、
隠してたけど、お相手に打ち明けた途端、
お付き合いがうまくいかなくなったから、
やっぱりお見合いさせよう、とか。
そんな内容が多かったように思います。