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年末年始に帰省はしなかったのですが、少し前に用事で地元の方に行く機会がありました。
主に学生の頃、家に帰るのは体調崩した時やお金がなくなった時。(笑)
家庭環境は悪くもなく、かといって破天荒で気性の荒い父と祖母、自己犠牲の母では落ち着くわけがなかった(笑)実家。
自由にさせてくれて育ててくれた両親には感謝していますが、在日3世だった私は(詳細は過去記事をお読みくださいね。)当時このままでは人生の先が見えていたのも事実でした。
身内は皆同じ環境の人とお見合いし、結婚。
地元から離れることはほぼなく、日本より男尊女卑。女性は結婚相手の不平不満を言いながらも耐え忍び、家庭を守るのが良い母であり妻である、そんな昭和なスタイルもそこに加わっていました。
言いようにもないくすぶり感、諦め、いらだち、何をしても無駄なような気がして、勉強は高校入学後しばらくは頑張っていたものの、祖母の介護もあり、大学で家を出ることは難しく、途中からはとにかくバイトや遊ぶことで気を紛らわしたり、どうせ何をしても変わらないからと、目を背け文字通り好き勝手に生きていました。
昼夜問わずよく過ごした街に今回家族で行き、何度友達と歩いたか分からない通りを結婚してから初めて歩きましたが、心の底から、
人生って変われるものなんだな。
と、当時の気持ちから思い返すと懐かしくもあり、よく頑張ってきたかなとも思えました。
原点に戻るというか、なんというか。
お互いの身内に反対されながらも夫と結婚したからこそ地元を離れることもできたし、授かれないと言われていた子どもも私達のところにきてくれました。
夫と結婚したからしなくていい苦労をしている
と実際に言われたこともありますし、正直それは事実でもあります。
でも、あの頃の言いようにもない気持ちや気分に蓋をして、周りと同じような選択をしていたら、何も変わっていなかったはず。苦労をするのを分かっていても
私は迷わず今の人生を選びます。
最初から結末がわかるような穏やかな映画のストーリーも、何がわかるか分からない映画のストーリーも、どちらも良さがありますよね。
人の人生はみなそれぞれ。
くすぶっていたあの頃の原点に行くことができて、色んな気づきを得られましたし、気持ちを新たにこれからも前へ進んでいくことを心に固く誓った私でした。
お読みいただいたあなたにも、原点や思い出の場所ってありますか?
私は今回、行こうと思って行ったわけではなく、色んな偶然やタイミングが重なり訪れることができました。
何かに導かれた?のかもしれないなぁと思った出来事でした。