なるべく、ゆとりをもたせて計画したとはいえ、
子供を連れて行くことに、とても私のほうが緊張しましたが、
2泊3日、2人での渡航スタートです。
空港到着し、セキュリティチェックへ。
ここで、第1関門(笑)
事前の予定表に、セキュリティチェックの説明を細かく記載しておきました。
場合によっては、
体を触られることもある可能性があることを、
動画も見せたりと、イメージもつかんでもらいました。
以前療育時代に受講した勉強会で、
911のテロ以降、世界的にセキュリティが厳しくなった為、
海外で、うちの子と同じようなタイプの人(大人も含む)が
急な環境の変化(ボディチェック等)にとまどい、
その場から動けなくなったり、
言葉が発せられなくなったり、
パニックを起こしたりする
人が増えてきていることを聞いていた為、
ここは事前にかなり丁寧に伝えておいたお陰で、
スムーズにクリアすることができました。
現在でもまだまだ課題はあり、
旅行だけではなく、日常生活全て、
本当に細かいことのケアの積み重ねと、
これまで我が家に関わってくれた全ての人とのご縁と環境のお陰で
今に至っています<(_ _)>
環境の変化が苦手な方が、
家族を含め、周囲にいらっしゃる方へ。
自分では考えも気づきもしないことが、
この子には感じたり見えたりすること、
それは、
凝り固まった自分の視野を広げてくれますし、
成長もさせてくれる
と今は思えます。
ただ現在でも、細かいことを事前に説明しているとき、
【どうして私がこんなことの為に、こんなことをしないといけないの??】
とか、
【正直、面倒&疲れる&煩わしい。。】
とも、思ったこと、何度も何度も!あります(笑)
けれども、知らない人に声をかけられただけで、
また、
久しぶりに連れて行った実家にも入ろうともせず(笑)
何かあるとすぐに固まり動けなかった子が、
数年後、
セキュリティチェックも無事通過でき、
自分のパスポートを持って、
1人で出国審査の窓口へ行けた時、
とても感慨深いものがありました。
適切な環境と日々の細かなサポートは必要不可欠であり、
思春期真っ只中のうちの子も、
今後様々な事が起きるかもしれません。
そのたび、一般的な情報に踊らされず、
何が必要なのか、
自分で調べて、信頼できる人に相談し、行動していく。
この大切さは、今後も変わることはないと思います。